モノリス
ものりす
Monolith
一言でいうと
アプリケーション全体を1つの大きな塊として作る、伝統的なシステム構成のこと。
詳しい意味
モノリス(モノリシックアーキテクチャ)は、アプリケーション全体を1つの大きなコードベース・1つのデプロイ単位として作る伝統的なシステム構成です。「ユーザー管理」「決済」「通知」「検索」がすべて同じプロセス・同じDBの上で動きます。実装と運用がシンプルで、初期開発が速く、デバッグも追いやすいのが利点。一方、コードベースが巨大化すると変更影響が広がる・大規模化したチームの並行開発が難しくなる、という課題があります。最近では「単純で正しいモノリス(Modular Monolith)」を選ぶ動きが再評価されており、「最初からマイクロサービス化するのは早すぎる」という反省が業界に広がっています。
何に使うか
新規プロダクトの初期段階。チーム規模が10人未満で十分。複雑な分散システム運用を避けたいとき。
どんな時に出るか
「最初はモノリスで作ろう」「モジュラーモノリス」「モノリス → マイクロ移行は慎重に」といった場面で登場します。
具体例
- 新規プロダクトはまずモノリスで作り、規模に応じてマイクロサービスに切り出す方針にした。
- Modular Monolith でドメイン境界を保ちつつ、デプロイのシンプルさを維持している。
別名・略称
monolith(ものりす)monolithic(ものりしっく)モノリシック(ものりしっく)modular monolith(もじゅらーものりす)
関連語
間違えやすい語
初心者向けメモ
「1つの建物にすべての店が入っているデパート」のイメージです。1つの場所で何でも揃い、運営も1社でシンプル。お客さんも迷わない。ただし建物が古くなった時、一部だけ建て替えるのが難しいという課題があります。